ビンテージ・セルロイドについて
本日もリュネットプラスblogにアクセス頂き有難うございます。
今日はちょっとおカタイ話し
ビンテージセルロイドについてです。
サブカルチャーのように
昨今のビンテージブームで
古き良き良きものが見直されています。
例えを上げれば
ビンテージジーンズ、
ビンテージカー、
ビンテージインテリア等々
たくさんのジャンルがありますね。
このメガネ業界でも30~40年前につくられた
デッドストックものというサングラスやフレームが
見直され、付加価値を付けて世にでてきたりしています。
その中の一つに
ビンテージセルロイドなるものがあります。
フレームの生地の原材料として
アセテートとセルロイドがあるのですが、
これはいずれも繊維系の素材でできており、
ただ、単体の素材だけでは成り立たないので
組成が安定するために
つなぎとして可塑剤(かそざい)という混ぜ物をしています。
お蕎麦につなぎとして小麦粉を使うようなもんです。
大体、セルロイドでは約25%、アセテートでは約22%だそうです。
ただしこの可塑剤、成形した瞬間から気化して抜け始めるとのこと。
抜けてしまったらどうなるかって?
そりゃあ成形そのものが成り立ちませんから、
フレームはバキバキになってしまいます。
この期間が、セルロイドは約10年、
アセテートは約7年とのこと。
じゃあ何年も寝かせていた
ビンテージセルロイドでフレームを
作るとどうなるか?
確かにそれはそれでいい風合いのものかもしれません。
でも、メガネは飾って見て楽しむものではありません。
(まあ中にはそんな人もいるかもしれませんが・・・)
メガネ屋の立場から言わせていただくと
メガネは使ってナンボ、あくまで実用品だと思っております。
なのでこのビンテージセルロイドなるシロモノ、
はなはだ私見ではありますが、個人的には???です。
でもご安心ください!
セルロイドの良さを楽しまれたい方は
是非ともリュネットプラスがお勧めする
歩~AYUMIをお試しください。
アセテートとセルロイドの生地の色の違いも
お店にきていただければ一目瞭然でみていただけます。
ホント、ひとめぼれしますよ。
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