松江物語⑤
旅の疲れもあり、夜はアメトークを見ているうちに寝てしまったようです。
夜中に起きてテレビを消して就寝、明日は朝10時から三須さんの工場兼売り場に集合です。
開けて10月23日(金)この三日間はすべて快晴、雲一つない天気に恵まれました。
ホテルの朝食(ちっさいお弁当)を部屋で済まし待ち合わせのロビーへ、同行して頂いてる
高野氏と共に歩いてグラスバレへ、もともと病院だった所をご自身でリノベーションをしてしまうすご腕です
2階は売り場と接客空間と検査室、メガネレンズの加工とフーレムの加工室を備へ1階には二部屋
フレームの加工室、機械室、とお客様駐車場が完備してあります。
数日前にFAXでこういうメガネフレームを作りたいと送ってあったので生地の下準備だけは
用意して頂いてました。
到着後すぐに工程を進めるのかなとおもいきや、「おはようございます、よく寝られましたか?」
と雑談かはじまりゆったりとオリジナルブレンドを淹れて頂き宍道湖を眺めながら鼎談。
さぁ、はじめますか の号令ととともにFAXで送った資料を元に下準備された生地が登場
うむ、間抜けなおばQにも見えちゃいます。
これが元のイメージ画です。
どこまで正確に作れるのか全く分からないのでわざと素人ぽく描いてみました。
このクリアの部分を作るのは本当は2週間ぐらい掛かるらしいのですが
今回は特別に短時間で仕上げて頂きました。
この絵を元にパソコンを利用し作図
それを連動したマシーンに入れて裁断です。
2ブリッジ意識してデザインしたクリア部分も正確に中央に来て完璧です
これでほとんど加工は終わりじゃないのかな
と、思ったのですが、実はまだまだこれからが本番だったのです。
この頃にはもうお昼は過ぎていて、頭の中は 出雲そばとシジミの味噌汁でした(笑)
午後の作業もあるので近くの定食屋さんでお昼を済ませて近くを散歩
都会の喧騒とかけ離れたユッタリとした時間が流れるのがわかります
微かに香る磯の香りがまたなんとも懐かしささえ覚えます。
さて、次の工程がまた大変、ここまではほぼ機械が削ったのですがここからほとんどが
手作業、まずフロントの角を大まかにカッターの刃で削ります、
これがまた難しい!なぜかというと角を削るときに段々になってしまうのです
三須さんはそのままでいいですよ~後でドロバブで削りますから~
え?ドロバフ??わからないまま 「了解しました!師匠」 と心で返事をし次の作業へ
メガネの小売りなら20年近く携わって来たのですが
フレーム作りの現場は初めてなのであれやこれや聞いています 正直ど素人に近いです。
⑥へ続く。