松江物語をお楽しみの皆様へ今回が最終回ですが、「松江物語①」より
ご覧になられると時系列順ですので一層楽しめると思います。
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グラスバレを後して、夜19時半のフライトまで五時間あまり、よし!ここまで来たらついでに出雲大社ヘ行こう!!
なかなか人生で島根県まで来ることも無いだろうし、たぶんよほどの事がない限り飛行機にも乗らないだろうし
縁結びの神様だからお客様と縁を結んでくれるように!(ちょい無理がありますね)
松江から出雲大社へはあの、映画「RAILWAYS」で一躍有名になった「一畑電車」の単線に揺られて行きます
車窓から、ノスタルジック加工をしてみた。
駅もなんだかタイムマシンで戻ったみたいな気持ちです
駅から徒歩にて約15分大きな鳥居の前に到着
更に歩きで15分
途中の灯篭も立派
参拝の列が長い事、お正月は本当に数時間待ちになるんでしょうね
約5分、列に並び参拝をすませておみくじ売り場へ、お守りを買って帰りましょ
帰り道から見る鳥居が何故かかっこいい!
また、一畑電車とタクシーを使い出雲空港へまっしぐら
きれいな夕焼けが目に沁みます
定刻通りに飛行機は羽田へ到着
はい!もちろんキャビンアテンダトチェックは厳しかったですよ
そして、一行は帰路についたのですが、よく言われましたよね
家に帰るまでが遠足です!って
最後まで読んで頂いた皆さま、本当に有難うございました。
これで松江物語終了です。
でも、これからがリュネットプラス物語の始まり、気を引き締めて、ひとつひとつ積み上げて行く所存です。
本当に今年一年は起業したことで様々な方からご協力頂き感謝の半年でした、
自分の思ったように行かないことばかりで挫折していた中でも手を差し伸べて助けて頂いたり。。。
数行の言葉では表せれないくらいです。
是非これからのリュネットプラスを温かい目で見守って下さるようお願い申し上げます。
来年も皆様にとって良い年が迎えられるように祈っております。
※最後に、好きな言葉をここで披露しておきます
一日だけ幸せでいたいならば、床屋にいきなさい
一週間だけ幸せでいたいなら、車を買いなさい
一ヶ月だけ幸せでいたいなら、結婚をしなさい
一年だけ幸せでいたいなら、家を買いなさい
一生幸せでいたいなら、正直でいることだ!
一生幸せに過ごしたいですね♪
2015年12月30日
——————–La Fin———————-
慌ててラボを出て売り場のある2階への階段を駆け上る三須さんを見送りながら工場散策(なんて呑気な)
接客中は我々はお手伝いできませんので、
ふと見ると通勤に利用してる車が駐車場に、ナンバーがゾロ目?
三須さんいわく横にしたら眼鏡っぽいでしょ、 ∞ 確かにそうだわ!
ここまでこだわるのか!(笑)
さあ、接客も無事おわり、眼鏡の仕上げも順調に仕上がってきました
角が鋭かったリムも手作業でまろやかに変身、
中央のブラウンクリアな部分も研磨され透き通ってまるで三須さんが入れてくれるコーヒーのようになりました。
一息入れて午後は仕入れの時間へ、
手作りのフレームを眺めながらどれが自由が丘に逢うのだろうと吟味しながら記念撮影。
そもそも、三須さんとの出会いのフレームがこれ
松江工房-006 BK 職工 恒房
一昨年の春に行われる展示会「COME」の時に渋谷の別会場で数社集まって行われた
会場を友人のマリビジョン取締役の西本氏から紹介され、
展示品にも関わらず「これ、個人的に欲しいんですけど!」と、その場で購入!
オリジナルフレームを扱っているんですよと言うのを覚えてまして、
今回リュネットプラスでお願いしたのです。
ああ、あの時休みを利用して展示会に行かなかったら、
西本氏の紹介がなかったら、
今回の出会いは無かったと思います。
屋上で宍道湖の景色を見ながら休憩です
視力測定室の入り口には「透視室」とプレートが、以前病院だったなごりがあります
かっこいいショーケースにはコーヒーが、
この接客スペースには眼鏡を置かないというポリシーなのです。
宍道湖をバックに記念撮影
同行して頂いた写真家の高野さんと記念撮影、めっちゃカッコいいんです。
声は福山雅治にそっくりなんだから神様は不平等ですよね(笑)
2012年にはIOFT(国際眼鏡店)で剛力彩芽ちゃんに掛けてもらったサングラス、
かわいい剛力さんのサイン入りの賞状。
そろそろお別れの時間が近づいてきました、
最後に三須さん特製ブレンドを頂いて出発なのです。
facebookに載せている写真は三須さんのところで撮影したものです。
松江物語⑧番外編 へ続く。
immature(イマチュア) コレクション
テーマは”穏やか”
肌に直接触れる部分をすべて手作業にて”丸み”を付ける事により、
試着すると同時にこの眼鏡持つ”心地よさ”を体験頂けると思います。
また今回から使用している生地はまだ日本では数少ないイタリアのRAIS社製を選択しました。
独特の発色の良さが特徴のこの生地もimmatureの求める”穏やか”な雰囲気を醸し出してくれます。
一つ一つのメガネにコンセプトを持ち丁寧に素材から吟味された品物は
自由が丘のお客様の満足に繋がっています。
さて、まだまだ物語は続きます。
眼鏡の製作は着々と進み、今日は私の出る幕はないらしいです。。
かなりの工程を手作業で行います、加工時の温度や時間は企業秘密です。
本日の工程はほぼ終わり一旦休憩で夜、松江の街でお食事の約束をして解散です。
夜の街はまた川の流れる水の音が情緒を感じます。
日本酒の美味しい出雲そばを出してくれる素敵なお店に案内され。
正直、昨夜行った居酒屋とは雰囲気が全く異なりました、
でもお刺身などは流石日本海、量も多くて新鮮なので大変満足。
三須さんの隣で聞いた苦労話はとてもブログで書くことができないくらい
壮絶な人生を歩んでいらっしゃいました。
とにかく見た目と違って破天荒を絵にかいたような人生を送ってきている三須さんに
自分の苦労なんてゴミみたいなもんだなとちょっと安堵し温泉が蛇口から出るホテルで就寝。。。
今日はすこし早めの朝9時集合です、昨日まで終わった工程で生地からの切り出し
エッジのカット、そして本日は仕上げにかかります。
朝の恒例、香高いコーヒーを入れていただき取りあえず一服。。
じゃーーん 汚れても良いようにジャージに着替え作業場へ
まず、お手本
そして、チャレンジ!当然見た目と全く違い、かなりゴツゴツとした感触が伝わる、
ここで、あまり力を入れすぎるとセル生地の表面が摩擦熱で溶けてしまうし、
きちんと削らないと表面が凸凹のままで仕上がってしまう絶妙な力加減が必要になるのです。
ここで軽いハプニング、今日は土曜日。11時からお店がオープンするのですが
10時ちょい過ぎにお客様が車で来店!
⑦へ続く。
旅の疲れもあり、夜はアメトークを見ているうちに寝てしまったようです。
夜中に起きてテレビを消して就寝、明日は朝10時から三須さんの工場兼売り場に集合です。
開けて10月23日(金)この三日間はすべて快晴、雲一つない天気に恵まれました。
ホテルの朝食(ちっさいお弁当)を部屋で済まし待ち合わせのロビーへ、同行して頂いてる
高野氏と共に歩いてグラスバレへ、もともと病院だった所をご自身でリノベーションをしてしまうすご腕です
2階は売り場と接客空間と検査室、メガネレンズの加工とフーレムの加工室を備へ1階には二部屋
フレームの加工室、機械室、とお客様駐車場が完備してあります。
数日前にFAXでこういうメガネフレームを作りたいと送ってあったので生地の下準備だけは
用意して頂いてました。
到着後すぐに工程を進めるのかなとおもいきや、「おはようございます、よく寝られましたか?」
と雑談かはじまりゆったりとオリジナルブレンドを淹れて頂き宍道湖を眺めながら鼎談。
さぁ、はじめますか の号令ととともにFAXで送った資料を元に下準備された生地が登場
うむ、間抜けなおばQにも見えちゃいます。
これが元のイメージ画です。
どこまで正確に作れるのか全く分からないのでわざと素人ぽく描いてみました。
このクリアの部分を作るのは本当は2週間ぐらい掛かるらしいのですが
今回は特別に短時間で仕上げて頂きました。
この絵を元にパソコンを利用し作図
それを連動したマシーンに入れて裁断です。
2ブリッジ意識してデザインしたクリア部分も正確に中央に来て完璧です
これでほとんど加工は終わりじゃないのかな
と、思ったのですが、実はまだまだこれからが本番だったのです。
この頃にはもうお昼は過ぎていて、頭の中は 出雲そばとシジミの味噌汁でした(笑)
午後の作業もあるので近くの定食屋さんでお昼を済ませて近くを散歩
都会の喧騒とかけ離れたユッタリとした時間が流れるのがわかります
微かに香る磯の香りがまたなんとも懐かしささえ覚えます。
さて、次の工程がまた大変、ここまではほぼ機械が削ったのですがここからほとんどが
手作業、まずフロントの角を大まかにカッターの刃で削ります、
これがまた難しい!なぜかというと角を削るときに段々になってしまうのです
三須さんはそのままでいいですよ~後でドロバブで削りますから~
え?ドロバフ??わからないまま 「了解しました!師匠」 と心で返事をし次の作業へ
メガネの小売りなら20年近く携わって来たのですが
フレーム作りの現場は初めてなのであれやこれや聞いています 正直ど素人に近いです。
⑥へ続く。
自分にとってはすごく、長く感じた空の旅も実は半日も経っていなかったのですね
到着してすぐにご挨拶、「本日はお招き頂き有難うございました」
「明日からのメガネ修行よろしくお願いします。」
そうなんです、実はこの二日間を利用してセルフレーム製作の模擬体験を行いに
来たのです(もちろん仕入れも兼ねてです)
店内に案内されたのですが、え?メガネ屋さん????
フーレムが1本も無いのです。。。
その代わり窓下に広がる夕日に染まる奇麗な宍道湖。
お洒落な接客空間。
フレームやサングラスはその隣部屋にたくさん陳列されていました。
まずは、コーヒーでもと用意して頂いた道具を見たらこれまた本格的
聞けば、過去にはいろんな仕事をしてらしく、コーヒーを入れるのぐらいは
朝飯前らしいです。豆もご自身で選んでブレンドしてもらった物を注文
コーヒーを楽しみに来るお客様も少なくないらしいです。
さてさて、先日のIOFT(国際眼鏡展)の時は周囲がざわついてお話が聞き取りにくかったので
香高いコーヒーを飲みながらの談話。
三須さんメガネへのこだわりや、これからの展望、そして野望などなど
淡々と話す、苦労話、いつしか日も落ちてこの日は近くの(本当に歩いて1分)予約したホテルで一泊
さすが、温泉地だけあってユニットバスなのに蛇口をひねるとなんと「天然温泉」がでてくるのです
体が芯まであたたり旅の疲れを取り除いてくれました。
さあ!明日はメガネをつくるぞ!
⑤へ、続く
水平飛行になると、ほとんど揺れも感じなく ほんとに飛んでるの?
て、イメージでした
機内サービスのアイスコーヒーを飲むと安堵したのか先ほどの疑問も薄れ
落ち着きました、(なぜかシートベルトはしっかり締めたままですが)
あっ!という間の1時間半
「ぽ~~ん♪当機は間もなく出雲縁結び空港に到着します、
シートベルトをお締めください」
はい、一度もはずしてません!
離陸と違って着陸は静かに始まりました、が!いきなり足元から
グァガッコン!車輪が出たらしいです、
快晴の中滑り込むように着陸 これでほんと一安心です
一行はあの宍道湖のほとりにあるあの眼鏡店グラスバレを目指すのであった
空港からまた更に高速シャトルバスを経由して松江駅そこから宍道湖のほとりへタクシーで10分
到着しました、ここが島根県松江市あのIOFT優秀賞を狙うデザイナー兼職人三須恒二氏の
経営するGLASSESVALLEYの本丸にようやく到着。。。。。
④へ続く。。。
松江物語の途中ですが
先日届きました歩~AYUMI 製造工程DVDを拝見して感動のあまりブログを書き込んでしまいました。
(まだ見てないお取引先にはネタバレになります)
この監督さんはすごい!何がすごいってまず、ナレーションや字幕の説明を
一切入れないで物語を語ってます。
まず、タイトルシンプルで良いですね
若い職人さんがリムを削ってます、シャシャシャと軽快な音がします
若い職人さんが映っているのですがだんだんピンボケに、その先ピントが合ってくるのは
中堅の職人さん、削っている場所が若いかたと微妙に違います
きっと、ここまで来るのに何年も掛かってこの作業をしているのだろう想像が付きます
更に中堅の職人さんがピンボケになりつつ今度は深いしわの手が見えてきます
はい、ご存じ会長さんの登場です!
やはり、この部分はかなり熟練しないと無理なのでしょうね
そして、最後はまた若い職人さんへ
年代を超えて受け継がれる職人魂をナレーションを入れずこれだけ語ってる
映像力は素晴らしいの一言です。
マコト眼鏡さん、これからも素晴らしい商品をよろしくお願い致します。
(もうすこし在庫があると在り難いのですが。。)
さあ、飛行機のエンジンも温まり準備完了です。
何故かコメコメ倶楽部の歌詞が頭をよぎります
トランク一つだけで浪漫飛行へ In The Sky~♪
呑気な事を言ってる場合ではありません
機内アナウンスは「ポン~♪シートベルトをお締めください」
ガッチリ締まってます!!!!!!!!
隣で座ってる高野氏は何事もなくパンフレットを見てるし。。。。
徐々にスピードが上がります、ゴロゴロからガタガタへ
エンジン音が高くなるギュイィィィィィィィィィィィン
離陸です、タイヤが地面から離れるのを確認、斜め後ろに座席が角度をつけて
椅子に背中が押し付けられ、機内全体がガタガタ揺れはじめ更に椅子に背中が
押し付けられていくのを感じすこし気が遠くなる気分
数分、この状態が続き小刻みに揺れる機内、こういう時は
キャビンアテンダトの確認、異常がなければ彼女たちは微動だにしないはず
前方に座って待機しているキャビンアテンダトを睨み続けます
見た感じ、慌ててる様子がないのでたぶんこの状態は想定内なんだろうと確信
そして、更に数分機体の揺れも収まり水平飛行に移った模様、シートベルトの
サインも消え、乗客の皆さんもざわざわ個々に動き出しました
ほっ、なんだ大したことなかったな(強がりですね)
ここから機内サービスの時間、「お飲み物は何にいたしますかぁ?」
エプロンを付けた笑顔で語りかけるキャビンアテンダントを睨み
「あ、あ、アイスコーヒー。。。」
少々お待ちくださいぃ
このころには動悸も収まり平常心でパンフレットを読む余裕もできました
そうなると、ふと疑問が頭に浮かんでくるのです
さて、今どこを飛んでいるんだろ??
何キロぐらいの測度なんだろ?
電車に乘れば今どこの駅か明確にわかるし
新幹線なんぞは現在測度まで出ていたような気が、、、
自動車でも行先は標識でわかる
飛行機だけは目的地と時間はわかっているけど今!どこで!どういう状態なのか全く
情報がない!よく飛行機を利用する人はいいかもしれないが、20年ぶりに乗る
自分には到底信じられない状況になってます。
③へ、つづく